2011/07/19

海は見えたか?

7月18日海の日に行われた「セプチマ海の家」大盛況のうちに終了いたしました。海からは遠くどちらかといえば山に近いセプチマまで、たくさんのご来場ありがとうございました。ライブ6組に夏の風物詩てんこ盛りの海の家は楽しんでいただけたでしょうか?みなさまの自由にくつろがれている様子から、この日だけはここから海は見えたように思います。それでは写真にてプレイバック。音楽はもちろんこちらをかけながらね。

海の家といえばもちろんこれ。かき氷。今回はアグネスパーラー特性のプラムシロップをかけてみんな甘酸っぱい夏を堪能された事でしょう。ライブ中に後
ろの方から聞こえてくるシャリシャリいう氷を削る音も夏の音だった。あるひと曰く「かき氷機を見た時点でこのイベントの成功は約束された」そう。隣のりかちゃんはおいしい焼き茄子付きカレーでもてなしてくれました。おーい、ていうか自分たちで食べてないで売って下さい。


こちらは架空ビーチテラスの様子。どこからもなく人がぽつりぽつりと集まりはじめました。ここで登場した焼きもろこしの醤油の香ばしい匂いにみんな群がってきます。通行人の方も気になったのか塀越しに覗き見してます。
と思ったら少年のような笑顔のゴンゾさん。「子供に注意」って。焼きもろこしは本当にあっという間に売り切れてしまいました。夏の記憶って見た景色とかよりも、こういう焼きもろこしや花火の匂い、べたっとした海風とかでできていると思う。窓からこぼれてくる三富栄治さんのギターの音色も心地よかった。



そうこうしているうちも中ではライブは進行しています。フムフム、三富栄治、pagtasに続いては名古屋からわざわざ来てくれた石原ヨシトさんです。


写真の通り力一杯全身で歌うヨシトさんの歌に会場のみんなも引き込まれました。本当はもっとたくさん曲が聴きたかったな。と伝えると「また歌いに来てもいいですか?」といって下さいました。うれしい。そして何といってもこの日一番驚いたのがゴンゾさんの弾き語りでした。ゴンゾさんのライブを何度か見てきましたが、いつも楽器?と首を傾げるもので誰も聴いた事のない音を発散させていたのがゴンゾさん。それは時にハンダゴテだったり縁日でもらったスーパーボールだったり。それがこの日はギター一本で7曲くらい歌ってくれました。特に『21世紀』という歌。歌の途中、会場では大の男たちのすすり泣きの声があちらこちらで。でもその気持ちすごくよくわかる。次はいつ聴けるか分からないけど、それまでもその先もずっとゴンゾさんの歌は忘れないと思う。あと歌と歌の間に急ぐ事もなくビールをおいしそうに飲む時の静けさも。


そして本日のトリ。トットリからボルゾイがやってきてくれました。このふたりで演奏するのを見るのはいつぶりだろうか?相変わらずひょうひょうとした前垣さんのMCから始まり、相変わらず打ち合わせ無視で好き勝手にやってるシバタさん。でもこの感じがいつものボルゾイで、でもいつもよりお互い一緒にライブできる事が嬉しそうでテンション高め。シバタさんがこんなに一緒に歌っている姿は初めて見た。実は僕の隣にいた友達の藤本君はボルゾイが青春の曲らしく(
7年くらいの付き合いになるのに藤本君がボルゾイ好きと知ったのは最近。それまでボルゾイについて話した事などなかった。)なんだかひとりで感慨深そうに聴いていた。


歌うシバタさん。(ボルゾイのエフェクト担当。ボーカルの前垣さんより歌詞を覚えていた。)


踊る前垣さん。(作詞にも関わらず歌詞はうろ覚えで、それでいてお客さんに一緒に歌う事を要求。)

個人的には、10年ぶりにやりますといって歌い始めた『ボクのハート』が本当の好きな曲で、今まで一度もみたことがなかったのでうれしかった。撮影していて自分の声が入ってしまうにもかかわらず合唱。最後には他のミュージシャンやお客さんを巻き込んでラブソングを大合唱。そして誰よりも一番楽しそうだったのがボルゾイのおふたりでした。でもまだまだ「海の家」は終わりません。ここからが
本当のお楽しみタイムで、それもなんと「夜のスイカ割り」。セプチマの前に置かれたスイカにその辺で拾った鉄パイプを担いだボルゾイのシバタさんが目隠しとアルコールでふらつきながら向かって行きます。周りのみんなに右!とか6時の方向!とか言われて思いっきりフルスイングするも。


見事に空振り。
2個もあるのに。
その借りを返そうと今度はもうひとりのボルゾイ前垣さんが挑戦。こちらはすーっとスイカまでたどり着き躊躇する事無く



まっぷたつ。すごい。前垣さんスイカ割りの凄い才能。
この後僕も挑戦したのですが、スイカ割りってこんな難しい遊びだったんだと思いました。よく考えると初めてやりました。それもまあこんな海のない所で。夜に。この後はみんなでスイカを分け合っておいしくいただきました。この夏初のスイカという人も多くいた。そしてやっぱりさいごはこれでフィナーレ。


恒例ですが、これがないとやっぱり終われません。
イベントから1日経ってもまだ夢見心地で、あれは本当にあった事なのかなと思っています。

「セプチマから海は見えたか?」という問いには、
というより海の中の竜宮城みたいでした。とみんな思ってくれたのではないでしょうか。

でもまだ夏は始まったばかりです。みなさん体に気をつけてまだまだ遊びまくってください。